AGA・薄毛予防法
AGA=男性型脱毛症は、男性特有の頭髪が薄くなる症状がでる病気です。
年齢を重ねると発症するものと思われていますが、20代でも発症し、進行して若ハゲになってしまうことも多々あります。
原因は遺伝や生活環境など様々ですが、大きな要因として挙げられるのが「男性ホルモン」の影響です。
そのため生活習慣の改善だけで予防することは難しいと言えるでしょう。
しっかりとしたAGA予防法を知ることで、将来ハゲる可能性が低くなります。そのためにも間違った予防法ではなく、ちゃんと効果のあるAGAの予防方法を詳しくご紹介します。
AGAのメカニズム
AGAの原因は先ほど述べたように男性ホルモンの影響が大きいと言われています。
男性ホルモンのひとつであるテストステロンが、悪玉の男性ホルモンに変換されることで、脱毛症を引き起こしているのです。テストステロンは、5α-リダクターゼ(還元酵素)と結合することで、DHT(ジヒドロテストステロン)に変換されます。このDHTは毛根に作用し、毛乳頭を萎縮させる強い力をもっているため、発毛を抑制してしまうのです。
ヘアサイクルの乱れ
髪の毛は同じものがずっと生えているわけではありません。たえず新しいものとの入替りがあります。おおよその期間は、成長期が2~5年、退行期が2~3週間、そして2~3ヶ月の休止期を経て抜け落ちます。この3つのサイクルで新旧の毛髪が入替わっているのです。
しかし、AGAの場合、毛髪が十分に成長しない状態で抜けることを繰り返してしまいます
ヘアサイクルには寿命がある
髪を作り出す毛根にある毛母細胞にも寿命があります。細胞分裂によって生み出せる髪は永遠に生えてくるわけではなく、限りがあります。
個人差はありますが、おおむね50年ほどで細胞分裂ができなくなり、髪が生えてこなくなります。
通常ですとヘアサイクルが2~5年なので、最短の2年でも100年は髪を作ることができる計算になりますが、ヘアサイクルが乱れるとその半分以下になり、早い段階で寿命を迎えてしまうのです。
若くしてAGAを発症するとその分通常のヘアサイクルの人よりも早く髪が生えなくなるリスクが高くなります。それをふまえ、AGAを発症後いかに早くヘアサイクルを正常に戻すかが鍵となります。
AGA予防方法①
薬
一番効果が出やすいのが薬でしょう。
プロペシアやザガーロといったAGAを根本から治すことができる成分が入っている薬は、AGAを発症した人はもちろん、予防にも大いに役立ちます。
これらの薬は日本皮膚科学会が「男性型脱毛症診療ガイドライン」にて男性型脱毛症の対策方法をA~Dで評価した中のA評価を受けています。
フィナステリドを有効成分としたプロペシアや、より効果が期待できるザガーロ、値段を抑えたいならジェネリック医薬品をオススメします。
最近では便利な個人輸入もありますが、効果の無い偽の薬の可能性も否めません。専門のクリニックでちゃんと処方してもらいましょう。
AGA予防方法②
シャンプー
シャンプーは髪や頭皮に優しい天然由来のオーガニックシャンプーなどがお勧めです。また石油系の界面活性剤が入っている泡立ちの良いシャンプーも洗った感はありますが、要注意です。これら界面活性剤は髪も地肌も傷めてしまう危険性があります。
なお洗髪の際は、地肌をマッサージしながら決して爪を立てず、指の腹で優しく洗うようにしてください。そして、シャンプー後は必ずよくすすいでください。またトリートメントやリンスをお使いの場合は、地肌には付けないように気をつけ、必ずよくすすいでください。すすぎ残しがあると、頭皮に炎症が起こったり、育毛剤などの液体が毛根まで浸透せず、効果が弱まってしまいます。
AGAスキンクリニックでは医師監修の下開発した、病院でしか処方されない医療用シャンプー「Dr.BALUMO」や、処方の必要の無い「Balumo」のシャンプー・トリートメントも取り扱っています。
AGA予防方法③
育毛剤
最近ではミノキシジルを多く配合し、髪が生えると謳った市販の育毛剤も多く出回っていますが、病院で配合できるものより成分量は少なく、その効果もはっきりはしません。
ミノキシジルも外用薬に限りますが先ほど述べた「男性型脱毛症診療ガイドライン」でA評価を受けています。
ただしミノキシジルは血行を良くして発毛を促すものであり、抜け毛を減らすことはできません。
できれば、プロペシアなどの薬を併用するなどしたほうがより高い効果が得られます。
AGA予防方法④
サプリメント
当院のオリジナル治療薬RebirthのタブレットCもサプリメントが主成分ですが、サプリメントで髪に必要な成分を補ってあげるのは効果的でしょう。
髪に良いとされるのは、たんぱく質・亜鉛・ビタミン群などがあげられます。
しかし、サプリメントだけ取ったところで、食生活が乱れていては意味がありません。バランスのとれた食生活を送る中で、髪に必要な成分が不足していたら補う程度に摂取し、規則正しく生活することで、髪だけでなく健康にも良い効果をもたらしてくれます。
おおまかに予防策をあげましたが、他にも頭皮マッサージなど方法は様々あります。
ただ薬以外は直接AGAの予防や治療には繋がりません。前述の通りAGAの原因は主に男性ホルモンです。予防という概念からいくと頭皮環境を良くするのは必要不可欠ですが、AGA発症をちゃんと予防するにはそれだけでは不十分です。もちろん薄毛に良い効果をもたらすことは出来ますが、予防とセットで考えた方がよいと言えます。
一番の予防は医師に相談
ご自分の髪がAGAを発症しているのか、まだ必要ないのかを見極めるのは非常に難しいでしょう。
全く必要ないのに薬を飲んでいても、AGAを発症しているのに育毛剤やシャンプーだけに頼るのではお金の無駄遣いになりかねません。
その人にあったAGA予防方法がありますので、不安な方は一度専門医師にご相談ください。
AGAスキンクリニックでは無料カウンセリングを行っています。病院までは・・・と敷居の高さを感じている方も多いかもしれませんが、病院で診断してもらうことで無駄な時間やお金を使うことなく薄毛の改善ができます。医師にご自身の髪についての不安や疑問を投げかけ、ぜひ解消してください。